タイの薬局で買える頭痛薬を解説。Panadol・Sara・Ibuprofenの選び方と日本の薬(バファリン・ロキソニン)との成分対応表付き。
タイの薬局(ร้านขายยา:ランカイヤー)では、大きく分けてパラセタモール系とNSAIDs系(イブプロフェン等)の2種類の頭痛薬が購入できます。日本でよく使われるロキソプロフェン(ロキソニンの成分)はタイでは一般薬局での取り扱いが少ないため、タイで頭痛に対応する際はパラセタモールかイブプロフェンの選択になります。
| 種類 | 代表薬品 | 特徴 |
|---|---|---|
| パラセタモール系 | Panadol・Sara | 胃への負担少。デング熱時も使用可。タイで最も普及 |
| イブプロフェン系 | Advil・Brufen・Nurofen | 抗炎症作用あり。筋肉痛・生理痛に効果的。空腹時避ける |
| 複合成分 | Sara Extra(パラセタモール+カフェイン) | カフェインで効果増強。夜間服用は注意 |
Panadol(パナドール)はタイで最も広く使われる頭痛薬・解熱鎮痛薬で、有効成分はパラセタモール(Paracetamol)500mg/錠です。タイのBoots・Watsons・Fascino・セブンイレブンなど、ほぼあらゆる場所で入手できます。
成人の標準的な用法・用量は1回500mg〜1g(1〜2錠)、4〜6時間ごと、1日最大4g(8錠)です。食前・食後どちらでも服用できますが、胃への刺激が少ないため空腹時でも比較的飲みやすい薬です。肝臓疾患のある方・1日3杯以上飲酒する方は使用量に注意が必要で、事前に薬剤師や医師に相談することをお勧めします。
タイの薬局ではAdvil(アドビル)・Brufen(ブルーフェン)・Nurofen(ニューロフェン)などのイブプロフェン製品が購入できます。1錠200mgまたは400mgのものがあります。
成人の標準用法・用量は1回200〜400mg(1〜2錠)、4〜6時間ごと、1日最大1,200mg(OTC用量)です。空腹時の服用は胃炎・消化性潰瘍のリスクがあるため、必ず食後またはミルク・食べ物と一緒に服用してください。腎臓疾患・消化性潰瘍・妊娠中後期の方は使用禁忌です。
イブプロフェンは筋肉痛・生理痛・関節痛・歯痛など炎症を伴う痛みに対してパラセタモールより効果的なことがあります。しかしタイ旅行中に発熱を伴う頭痛がある場合は、デング熱の可能性を考慮してパラセタモールを選択することが安全です。
| 日本の薬 | 成分 | タイでの相当品 | デング熱時 |
|---|---|---|---|
| カロナール | アセトアミノフェン(パラセタモール) | Panadol・Sara | ✅ 使用可 |
| タイレノール | アセトアミノフェン(パラセタモール) | Panadol | ✅ 使用可 |
| ロキソニンS | ロキソプロフェン(NSAID) | タイではほぼ入手不可 | ❌ 避ける |
| バファリンA | アスピリン(NSAID) | Aspirin錠 | ❌ 使用禁忌 |
| イブA | イブプロフェン(NSAID) | Advil・Brufen | ❌ 避ける |
| ノーシン | アセトアミノフェン+エテンザミド等 | 相当品なし | △ 日本から持参 |
一般的な頭痛(緊張型頭痛・偏頭痛・脱水性頭痛)であれば市販薬と安静で対応できますが、以下の症状がある場合は重篤な病気のサインである可能性があります。
タイの救急番号は1669です。重篤な頭痛は命に関わる疾患のサインである場合があります。迷ったら早めに病院を受診してください。バンコクのBumrungrad International Hospital・Bangkok Hospitalでは英語・日本語でのコミュニケーションが可能です。