ホームタイ旅行ガイドタイで下痢になったら
🇹🇭 タイ旅行ガイド · 2026年版

タイで下痢になったら?
薬局で買える薬と対処法

旅行者下痢症はタイ旅行中の最多トラブル。Imodium・ORS・薬の使い分けと、ร้านขายยา(ランカイヤー)で使えるタイ語フレーズを解説します。

⚠️ 免責事項:本記事は旅行者向けの参考情報です。医薬品の使用は自己責任で行い、症状が重い場合や持病のある方は必ず現地の医師・薬剤師に相談してください。
📋 目次
  1. 症状別の薬の選び方(まとめ)
  2. タイで下痢になる主な原因
  3. Imodium(ロペラミド)の使い方
  4. ORS(経口補水液)の活用法
  5. 日本の薬との対応表
  6. タイ語フレーズ集
  7. 病院に行くべき症状

症状別の薬の選び方(まとめ)

症状推奨薬理由・備考
軽い水様性下痢・食あたりORS(経口補水液)+安静水分・電解質補給が最優先
下痢をできるだけ早く止めたいImodium(ロペラミド)腸の動きを抑制。発熱・血便がない場合のみ
発熱を伴う下痢Panadol(パラセタモール)+受診検討解熱はPanadol、感染症の場合は受診が必要
発熱・血便・激しい腹痛→ 病院へ感染性腸炎・赤痢等の可能性。市販薬で対応しない
💡 タイでの下痢の多くは旅行者下痢症(Traveler's Diarrhea)であり、1〜3日で自然に回復することがほとんどです。最も重要なのは水分補給(ORS)で、Imodiumはあくまで補助的な役割です。

タイで下痢になる主な原因

タイ旅行中に下痢になる原因は多岐にわたります。最も多いのは食物・飲料水を介した細菌感染(旅行者下痢症)で、大腸菌(ETEC)・サルモネラ・カンピロバクターなどが主な病原体です。タイは年間を通じて気温が高く、食品の腐敗が進みやすい環境です。特に屋台料理や生野菜、未加熱の魚介類には注意が必要です。

また、タイ料理特有の強い辛さ(唐辛子)や大量のナンプラー、ヤシ油などに慣れていない日本人の胃腸が刺激を受けて下痢になることもあります。これは感染ではなく消化器官の反応であり、辛さを控えた食事に切り替えることで多くの場合改善します。

さらに注意が必要なのが飲料水です。タイの水道水は飲料には適しておらず、市販のペットボトル水を使用することが基本です。レストランの氷(Ice)も水道水から作られている場合があり、注意が必要です。

主な感染経路と予防策

Imodium(ロペラミド)の使い方

Imodium(イモジウム)の有効成分はロペラミド(Loperamide)2mg/カプセルです。腸の蠕動運動(腸が動いて内容物を押し出す動き)を抑制し、腸壁からの水分・電解質の吸収を促進することで下痢を止めます。タイのBoots・Watsons・Fascino薬局などで処方箋なしで購入できます。

用法・用量(成人)

⚠️ Imodiumを使ってはいけないケース:
① 38.5℃以上の発熱を伴う下痢
② 血便・粘液便がある
③ 激しい腹痛・けいれんがある
④ 2歳未満の乳幼児

これらに該当する場合は感染性腸炎・赤痢・腸チフス等の可能性があります。Imodiumで腸の動きを止めると細菌・毒素が体内に留まり、症状が悪化するリスクがあります。必ず医療機関を受診してください。

ロペラミドは日本では「ストッパ下痢止め」「ロペラミド塩酸塩錠」として知られている成分で、日本人には馴染み深い薬です。タイでは「Loperamide」または「Imodium」の商品名で販売されています。

ORS(経口補水液)の活用法

下痢で失われる水分と電解質(ナトリウム・カリウム・塩素)を補給するために、ORS(Oral Rehydration Salts:経口補水液)の使用が医学的に推奨されています。タイの薬局では「ORS粉末」「Electrolyte powder」などの商品名で販売されており、Boots・Watsonsでも簡単に購入できます。

ORSの作り方と飲み方

💧 スポーツドリンク(Pocari Sweat等)は糖分が多く塩分が少ないため、ORSの代替としては不十分です。ORSが入手できない緊急時の応急対応として使用することはできますが、できるだけ正規のORSを使いましょう。

タイのコンビニ(セブンイレブン・ファミリーマートが多数出店)でも電解質飲料は手に入りますが、正確な電解質比率はORSに及びません。軽症の下痢ならコンビニの電解質ドリンクでも対応可能ですが、中等度以上の脱水(口が渇く・尿量減少・めまい)はORSを優先してください。

日本の薬との対応表

日本の薬主成分タイでの相当品タイでの入手難易度
ストッパ下痢止めロペラミドImodium◎ 容易
OS-1(経口補水液)電解質・ブドウ糖ORS粉末◎ 容易
正露丸木クレオソート相当品なし× 日本から持参推奨
ビオフェルミン乳酸菌Men vi sinh系△ やや難
カロナール(解熱)アセトアミノフェンPanadol◎ 容易

タイ語フレーズ集

🗣️ ร้านขายยา(ランカイヤー:薬局)で使えるタイ語フレーズ

ฉันท้องเสีย (チャン トン シア)
下痢をしています。
ขอ Imodium หน่อยครับ/ค่ะ (コー イモジウム ノイ クラップ/カー)
Imodiumをください。
ขอ ORS หน่อยครับ/ค่ะ (コー オーアールエス ノイ クラップ/カー)
経口補水液をください。
ฉันปวดท้องและถ่ายบ่อย (チャン プアット トン レ タイ ボイ)
腹痛で何度もトイレに行っています。
ไม่มีไข้ (マイ ミー カイ)
熱はありません。
มีไข้ด้วย (ミー カイ ドゥアイ)
熱もあります。

病院に行くべき症状

🚨 以下の症状が1つでもある場合は、市販薬での対応をせずに病院を受診してください。

タイの救急番号は1669(Erawan救急センター)です。バンコクの主要私立病院(Bumrungrad International・Bangkok Hospital・Samitivej)には日本語対応スタッフが在籍していることもあります。旅行保険に加入している場合は、保険会社の24時間緊急デスクに先に電話して指示を仰ぎましょう。

デング熱は発熱・下痢・激しい頭痛・関節痛・目の奥の痛みを伴うことがあります。タイはデング熱常在国のため、発熱を伴う下痢では自己判断せず、早めの受診を検討してください。

💊 旅の薬箱で薬を検索する

タイで買える市販薬を症状・成分・地域から検索できます。

薬を検索する →

あわせて読みたい

⚠️ 本記事の情報は参考情報であり医療アドバイスではありません。症状が重い場合は現地の医療機関を受診してください。情報は2026年6月時点のものです。