タイ料理の辛さや油で胃が荒れたら?制酸剤・H2ブロッカー・消化酵素を症状別に解説。タイ語の薬局フレーズ付き。
タイ旅行中に胃腸が不調になる原因は大きく分けて2つあります。ひとつは食習慣の変化によるもの、もうひとつは感染性のものです。
タイ料理は唐辛子・ナンプラー(魚醤)・ヤシ油を多用し、日本人の胃袋が慣れていない刺激が多く含まれています。辛い料理(パッタイ・グリーンカレー・ソムタム等)を食べ過ぎると急性胃炎・胸焼け・消化不良が起きやすくなります。これは感染ではなく胃粘膜への物理的刺激です。
一方、食中毒・ピロリ菌感染・旅行者下痢症は感染性の消化器疾患であり、市販の胃薬だけでは対応できない場合があります。症状のパターン(発熱・血便・激しい腹痛の有無)で区別し、感染が疑われる場合は受診を優先してください。
胸焼け・胃酸過多・消化不良に対しては制酸剤(Antacid)が第一選択です。タイの薬局では水酸化アルミニウム・水酸化マグネシウム配合の制酸剤が広く販売されています。商品名ではMaalox・Mylanta等が代表的です。
Famotidine(ファモチジン)はH2受容体拮抗薬で、胃酸の分泌を抑制します。日本では「ガスター」の商品名で知られています。タイの薬局でも入手可能です(一部は処方箋が必要な場合があります)。
消化不良・胃もたれには消化酵素製剤(Pancreatin等)が効果的です。タイの薬局でも「Digestive Enzymes」として販売されています。整腸作用には活性炭(Activated Charcoal)も入手可能で、ガス・腹部膨満感に使われます。
日本のビオフェルミン(乳酸菌整腸薬)の相当品はタイでは一般薬局での入手がやや難しいため、心配な方は日本から持参することをお勧めします。
| 日本の薬 | 成分・カテゴリ | タイでの対応 |
|---|---|---|
| ガスター10 | ファモチジン(H2ブロッカー) | Famotidine錠 |
| 第一三共胃腸薬(制酸) | 制酸剤複合 | Maalox・Mylanta等 |
| ビオフェルミン | 乳酸菌 | 入手困難→持参推奨 |
| パンシロン(整腸・胃炎) | 複合成分 | 症状別に個別購入 |
| タケダ漢方胃腸薬 | 生薬系 | 相当品なし→持参推奨 |