タイ旅行中の風邪に使える市販薬を症状別に解説。鼻水・のど・発熱・咳に対応した薬の選び方とタイ語での薬局コミュニケーション方法をまとめました。
タイでは日本のような「パブロン」「ルル」「ベンザブロック」といった総合感冒薬は一般的ではなく、症状ごとに個別の薬を選ぶスタイルが主流です。これは薬の選択がより症状に特化できる一方、複数の薬を組み合わせる必要があるため、初めての方には少し戸惑いがあるかもしれません。
タイの薬局(ร้านขายยา:ランカイヤー)では、Boots・Watsons・Fascinoなどのチェーン薬局から個人経営の薬局まで、幅広く市販薬が手に入ります。英語表記のあるチェーン薬局では、スタッフに症状を英語で伝えると対応してもらえることが多いです。
鼻水・くしゃみ・鼻づまりには抗ヒスタミン薬が効果的です。タイでは主に第一世代抗ヒスタミン薬のクロルフェニラミン(Chlorpheniramine)が広く普及しています。
Loratadine(ロラタジン:Claritin成分)やCetirizine(セチリジン:Zyrtec成分)はBootsなどのチェーン薬局で入手できます。第一世代より眠気が少なく、1日1回服用でよいタイプが多いです。ただし第一世代より高価な場合があります。
風邪による発熱・喉の痛みにはPanadol(パラセタモール500mg)が第一選択です。タイ旅行中に発熱した場合、デング熱の可能性を除外できないため、イブプロフェン・アスピリンよりもパラセタモールを優先してください。
喉の痛みには、うがい薬(Betadine Gargle/ポビドンヨードうがい薬)もタイの薬局で入手できます。水に希釈して1日2〜3回うがいします。喉スプレー(Strepsils Spray等)も一部の薬局で販売されています。
タイの薬局では咳への対応として、主にデキストロメトルファン(Dextromethorphan:DXM、空咳を止める)とグアイフェネシン(Guaifenesin:去痰、痰を出しやすくする)の2種類が購入できます。
| 咳の種類 | 推奨薬 | 成分 |
|---|---|---|
| 乾いた空咳(痰がない) | 咳止め薬 | Dextromethorphan(DXM) |
| 痰が絡む湿った咳 | 去痰薬 | Guaifenesin(グアイフェネシン) |
| 夜間の咳で眠れない | DXM含む製品 | Dextromethorphan |
| 日本の薬 | 成分・カテゴリ | タイでの対応策 |
|---|---|---|
| パブロン(総合感冒薬) | 複合成分 | 症状別に個別購入(Panadol+Chlorpheniramine等) |
| ルル・ベンザブロック | 複合成分 | 症状別に個別購入 |
| ポラリス・レスタミン | クロルフェニラミン | Chlorpheniramine(同成分) |
| カロナール | アセトアミノフェン | Panadol(同成分) |
| 龍角散(咳・のど) | 生薬成分 | 相当品なし→日本から持参推奨 |