🇹🇭 タイ旅行の健康管理
渡航前に打つべき接種・費用・スケジュールを完全解説
タイは熱帯気候のため、日本では少ない感染症が存在します。特に雨季(5〜10月)は蚊が増えるため、蚊媒介感染症のリスクが高まります。
| 感染症 | 主な感染経路 | ワクチン | リスク季節 |
|---|---|---|---|
| A型肝炎 | 汚染された食事・水 | あり | 通年 |
| 腸チフス | 汚染された食事・水 | あり | 通年 |
| デング熱 | 蚊(ネッタイシマカ) | なし(予防のみ) | 雨季 |
| 日本脳炎 | 蚊(コガタアカイエカ) | あり | 雨季・農村部 |
| 狂犬病 | 動物咬傷(犬・猫等) | あり(暴露前) | 通年 |
| 破傷風 | 傷口(土壌中の菌) | あり(Td/Tdap) | 通年 |
| マラリア | 蚊(ハマダラカ) | なし(予防薬) | 山岳・農村部 |
| B型肝炎 | 血液・体液 | あり | 通年 |
まず日本の定期接種(麻疹・風疹・水痘・破傷風等)が完了しているか確認しましょう。特に破傷風の追加接種は10年ごとが推奨されています。
| ワクチン | 推奨度 | 対象者 | 接種回数 |
|---|---|---|---|
| A型肝炎 | 強く推奨 | タイ渡航者全員 | 2回(6〜12ヶ月間隔) |
| 腸チフス | 強く推奨 | 現地食を食べる人 | 1回(3年ごと) |
| 破傷風(Td/Tdap) | 強く推奨 | 前回接種から10年以上 | 1回(追加接種) |
| 狂犬病 | 推奨 | 2週間以上の滞在・動物接触予定 | 3回(0・7・21日) |
| 日本脳炎 | 推奨 | 農村部・長期滞在者 | 2〜3回 |
| B型肝炎 | 任意 | 医療行為予定・長期滞在 | 3回(0・1・6ヶ月) |
多くのワクチンは複数回接種が必要です。出発の2〜3ヶ月前には接種を開始しましょう。
| 出発までの期間 | 接種できるワクチン |
|---|---|
| 2〜3ヶ月前 | A型肝炎①・B型肝炎①・狂犬病①・腸チフス・破傷風 |
| 1〜2ヶ月前 | A型肝炎②・狂犬病② |
| 1ヶ月前 | 日本脳炎①②・狂犬病③・B型肝炎② |
| 直前(1週間前まで) | 腸チフス・インフルエンザ・新型コロナ |
A型肝炎・狂犬病・日本脳炎は複数回接種が必要で、直前では完了できません。早めに旅行外来(トラベルクリニック)へ相談しましょう。
旅行外来(トラベルクリニック)を設けている病院やクリニックで接種可能。
A型肝炎ワクチン費用目安:¥5,000〜8,000/回
狂犬病ワクチン費用目安:¥10,000〜15,000/回
デング熱ワクチン(Dengvaxia)は日本では未承認で、すでに感染歴がある方にしか適応がありません。旅行者は蚊に刺されないことが唯一の予防策です。
マラリアはバンコク・チェンマイ・プーケットなど都市部ではリスクが低いですが、山岳地帯(ミャンマー・ラオス国境付近)に行く場合は予防薬(ドキシサイクリン等)の服用を検討してください。
| 種別 | 連絡先 |
|---|---|
| 救急(エラワン救急) | 1669 |
| ツーリストポリス(英語対応) | 1155 |
| 在タイ日本大使館(バンコク) | +66-2-207-8500 |
| バンコク病院(日本語対応) | +66-2-310-3000 |
| サミティベート病院(日本語対応) | +66-2-022-2222 |
ワクチン接種をしていても、タイの私立病院は診療費が高額になることがあります。必ず旅行保険(海外旅行保険)に加入し、治療費・緊急搬送費をカバーしておきましょう。